困難の乗り越え方 サヘルローズさんの本を読んで

おすすめの本

言葉の花束 サヘル・ローズ

慈悲深く、愛に溢れた本を紹介します。
ギスギスした世の中でこんな美しい実話があるんだと思った本です。

勇気が出る応援の言葉がたくさん詰まっています。
ではいってみましょう。

サヘル・ローズさんってどんな人?

現在も日本のテレビなどで時々見る、イラン生まれの女優さん。
イランイラク戦争時に孤児院で育ち
7歳の時に大学生でボランティアに来たフローラさんが養母になってくれます。

このフローラさんがとても凄い人で、子供を産めない体にならないと子供を引き取れないという
条件の為に自ら手術してサヘルさんを引き取り、日本にいる夫のもとに母子2人で来日しましたが
その後夫と折り合いがつかなくなり離婚し母子2人だけに。

懸命に日本で生き抜いた親子の物語が書いてあります。

サヘルさん自身の日本の学校でのいじめや、生活苦での貧困など
涙なくしては読めません。

 

いじめと貧困

養母のフローラさんが外人の為仕事で上手く稼げず同じ所にいられなくて
何度も引っ越しをしたり、公園で寝泊まりする事があったり、
同級生からも外人だからといじめられたり、
大人の先生からも何で宿題やってこないんだと怒られたり
(お母さんが日本語を理解できないから、サヘルさんは分からない所ができなくてやれなかった)
など、

とにかく、日本で生きていく事が大変な事が書いてあります。
日本人の私たちでも色々な事があるのに外国人の方となるともっと大変なのは容易に想像がつきます。

理解してくれる人の存在

その中にも助けてくれる大人の人が出てくるのです。
誰にも言えなくて困っている所にそっと手を差し伸べる大人が数人いました。

人数は多くないけど夕食を分けてくれる人や、勉強を教えてくれる人。

思いやりがたくさん詰まった本

そんな経験をしているにも関わらず
ご本人は本当に慈悲深く、優しいのが文章を読んでいて伝わってきます。

養母のフローラさんの心が強く美しいから、それがサヘルさんにも受け継がれているんだな
と思いました。

この本は、自分の経験を通して、「〇〇〇なアナタへ」という形でメッセージをくれています。

まとめ、疲れた時は立ち止まってみて

この本には「頑張らなくていいんだよ」という事がかいてます。

サヘルさんがいじめを受けていた時、先生に頑張ってと言われていたとの事。
本当に困っている時や絶望している時に頑張れは辛い言葉ですね。

頑張らないで疲れたら休んでいいよ。
だって、みんな毎日頑張っているもん。

そして、自分は困っている人に手を差し伸べる事ができる人になりたいです。
気になったらこの本を読んでみて下さいね。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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